旭有機材工業は、ノンフロン現場発泡ウレタンフォームシステム原液「ゼロファン APS-3N」を6月から販売開始した。
現場発泡ウレタンフォームは、建築物等の結露防止・断熱を目的に広く使用されているが、地球環境に配慮し、ノンフロン化が進められ、一部で実用化されている。しかし専用設備の使用によるコスト高、冬場の低温時の性能確保の難しさ、原液使用量の多さや施工性の悪さによるコスト高などの問題があった。
同社では独自技術の利用と大手施工店との協力により、フロンガスを一切使用せず、水とイソシアネートの反応で発生する炭酸ガスを発泡剤とし利用することにより、ノンフロン原液システムを開発したもの。
特長は、①完全ノンフロン製品、②既存設備の利用により設備費用が少ない、③冬場の低温時でも接着性、寸法安定性等をクリアー、JIS A 9526:2006 A種1に適合、④「グリーン購入法基本方針の特定調達品目及びその判断基準」「公共建築工事標準仕様書」に適合、⑤シックハウス法告示対象外、⑥JIS A 1321 難燃3級該当品。
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旭有機材工業
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