従来の屋上緑化システムは、植物の生育や有機質の土壌材の分解などにより重量や体積が増大し、建物への負担が大きくなるため、こまめな維持管理を必要とする。「オアシス」は、植物の生長を抑制することで、施工完了時の状態を長期間にわたって維持できるため、維持管理の手間を省くことができる。
薄型・二重構造の基盤材は、多数の断熱層(通気口)を持ち、大きな断熱効果を発揮する。耐根層を兼ねているため、耐根シートの敷設は不要。導水パネルの上に不織布を敷き、その上にハニカム構造体を設置。ハニカム構造体内に廃ガラス発泡材、パーライトと天然ゼオライトの混合材を充填、それらが客土となる。
客土はハニカム構造体で拘束されるため、流動化を防止できる。無機質系の客土は有機土壌と違い、分解による体積変化がないため、増土の手間がかからない。また、排水・保水・保肥性に優れるため、芝刈りや追肥などの管理が軽減できる。
ハニカム構造体により人の踏み圧等の上載荷重による沈下を抑制できるため(耐荷重性能試験結果:240kN/㎡)、運動や車椅子の通行にも耐えられるため、学校や病院の屋上を運動場・リフレッシュスペースにすることが可能。

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