株式会社コンピュータシステム研究所(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:長尾 良幸)は、木造建築物構造計算システムの最新版「KIZUKURI 2×4 Ver6.0」をリリースした。
枠組壁工法である「KIZUKURI 2×4」の今バージョンでは、住宅に採用されるエレベータ、太陽光パネル等の新しい設備に対応できる機能を備え、意匠設計者にも利用できる構造計算システムへと進化した。

■主な新機能
・地震力用建物重量、地震力の追加
近年、戸建て住宅や小規模非住宅(グループホームなど)に既製品エレベータの設置が増えてきている。
そこで、構造計算時に「モデル化した荷重」で対応してきたエレベータ荷重を直接設定できるようになった。
・転倒モーメントによる短期接地圧の検定
都市部での3階建て住宅(狭小間口タイプ:幅/高さ比2.5を超える)の転倒モーメントによる短期接地圧の検討機能を追加。
「軸組構法設計手法:2017年グレー本」で求められている内容に沿っており、これにより重心位置のズレによるプランの危険性を防ぐことができる。
・梁受け金物の検定とAuto追加
梁受け金物(梁梁)の検定、Auto(自動選定)を追加。
利用者の手間と軽減し、検討忘れを防ぐことができる。
・その他の固定荷重項目拡張
その他床を8→14に変更。
・引寄せ金物設定拡張
引き寄せ金物10→14に変更。
・その他
Windows11に対応。
ディスク空き容量のチェックを廃止。
データ管理ソフト「KIZ-run」を廃止。
■標準価格(消費税別)
新規購入:450,000円
増設:225,000円 ※2本目以降の価格
バージョンアップ:75,000~180,000円 ※利用するバージョンによって異なる
■問い合わせ先
株式会社コンピュータシステム研究所
https://www.cstnet.co.jp/index.html