株式会社構造システム(本社:東京都文京区、代表取締役社長:安田正弘)は、同社の一貫構造計算ソフト「構造モデラー+NBUS7」とオートデスク社のBIMソフト「Autodesk Revit」が1つの建物データ(Revitプロジェクト/RVT形式)をダイレクトに共有することができるオプション製品「構造モデラー +Revit Op.」を2021年12月下旬に発売する。
■構造モデラー +Revit Op.とは
「構造モデラー+Revit Op.」は、一貫構造計算ソフトウェア「構造モデラー+NBUS7」とオートデスク社のBIMソフトウェア「Autodesk RevitR」間でデータ共有を実現する「構造モデラー+NBUS7」のオプションプログラムである。
構造躯体を入力する構造設計プラットホーム「構造モデラ―」とひとつの建物データ(Revitプロジェクト)を共有し、BIMとの整合性を保持しながら構造設計を進めることができる。
また、「構造モデラ―」上で一貫構造計算および出力を行うソフトウェア「+NBUS7」によりダイレクトに構造計算を行うことも可能。
さらに、建物データだけでなく、構造計算で必要な荷重と計算条件も「構造モデラー」と「Revit」で共有することができる。
■構造モデラー +Revit Op.の主な機能
・構造計算を実行
Revitの建物形状データを構造モデラーで共有し、構造計算などの作業を行うことができる。
・データのインポート
構造モデラーからRevitに建物形状や荷重などをインポートする。
・データのエクスポート
Revitから構造モデラーデータをエクスポートする。
・データとの差分を表示
構造モデラーデータとRevitデータの差分を表示する。
・データ変換条件
Revitデータと構造モデラ―データの変換条件を指定する。
・マッピングテーブル編集
+Revit Op.で使用するファミリとの互換性を設定するテーブルファイルの編集ができる。
・マッピングテーブルからパラメータを生成
マッピングテーブルから不足しているパラメータをファミリに追加することができる。
■新機能について
「+Revit Op.」は、従来の一貫構造計算ソフト「BUS-6」のオプションプログラム「BUS-6 +Revit Op.」として2018年に発売し、BIMモデルを利用した確認申請の取り組みなどに採用されてきた。
「+Revit Op.」を利用することにより、一貫構造計算ソフトと「Revit」の双方向で建物データを共有、連携し、整合性を保持しながら構造設計を進めることができる。
また、構造計算で必要な荷重と計算条件もRevitプロジェクトに保存することができる。
Revitとのダイレクトデータ連携により、ST-BridgeやIFCなどの中間ファイルを用いるデータリンクと異なり、データを欠落する心配もない。
これにより、構造設計者や確認審査機関が多くの時間を割いている、図面と解析データの整合性をチェックする手間を、大幅に軽減する効果が見込まれる。
新製品の「構造モデラー +Revit Op.」は、2020年に発売した新思想の一貫構造計算システム「構造モデラー+NBUS7」に対応したRevitアドインソフトである。
従来の「+Revit Op.」の機能に加えて、RevitプロジェクトのGUIDと構造モデラ―のGUIDを関連付けし、変換対象の部材を明確にすることで、軸や層の追加・削除時でもRevitモデルへの差分変更が可能になった。
■問い合わせ先
株式会社構造システム
https://www.kozo.co.jp/