三和シヤッター工業株式会社(本社:東京都板橋区、社長:高山盟司)は、意匠性に優れたガラス入り防火引き戸『スライドクールF(防火)』を発売した。
■概要
『スライドクールF(防火)』は、遮炎性能(20分)を有する防火引き戸で、一部の避難規定が緩和される避難安全検証法ルートB※に対応可能。
天井の高いフロアでもランマパネル等を必要とせず、透明な耐熱強化ガラスと細框により、枠を目立たせずすっきりとした印象を与え、デザイン性の高いオフィスビルや公共施設等の防火設備として最適である。
■特長
・遮炎性能(20分)を有し、避難安全検証法ルートBに対応可能
引き戸と袖窓を組み合わせたガラス入り防火引き戸として、防火設備(20分)の大臣認定を取得している。
また、従来用いられていた仕様規定ルートAから性能規定の避難安全検証法ルートBにも対応でき、ルートBで避難安全性能を有することが確認されると、排煙設備や内装制限といった一部の避難規定が緩和され、デザインや建築設計における自由度が向上し、コスト削減にもつながる。
・すっきりとした開放感を実現し、高い意匠性を確保
網入りガラスを使用せずに透明な耐熱強化ガラスを使用したことで、クリアな視界を実現している。さらに、ランマパネルなしで天井高さ3.12mまで対応し、框幅が50~70mmとスリムな設計となっており、より広いガラス面が洗練された空間をつくり、すっきりとした開放感をもたらす。
※避難安全検証法(ルートB)とは
建物内での火災発生時に避難者が安全に避難できることを検証する方法のひとつ。
検証方法には3パターン。
・「ルートA」:従来の仕様規定に適合させる方法
・「ルートB」:告示で定められた計算を用いる方法
・「ルートC」:告示で定められた以外の高度な計算を用いる方法。国土交通大臣への認定が必要。
■問い合わせ先
三和シヤッター工業株式会社
https://www.sanwa-ss.co.jp/