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地震時の天井脱落対策に最適な軽量天井に新工法を追加

2018年6月6日 分類: 建築資材・工法

株式会社エービーシー商会(本社:東京都千代田区、代表取締役:佐村 健)は地震の二次災害を防ぐ軽量天井「かるてんRabc天井システム」に新たに『かるてんR abcスクリュ』『かるてんR abcベイシック』の新工法をラインアップした。
 
『かるてんR
 
■製品の概要
東日本大震災以降、建物の地震対策への関心は年々強くなっている。その中でも天井は、地震の際に脱落し二次災害につながる可能性が高い部材であるため、設計時での材料選定は重要とされている。また、「天井脱落対策に係る一連の技術基準告示」(国土交通省平成25年告示第771号他)において重大な被害を生じる恐れがある天井を「特定天井」とし、対策の喚起を促している。
 

本シリーズは「天井の安全」に注力した軽量天井システムである。天井材は0.7 kg/㎡の軽量素材「かるてんR」を使用している。「かるてんR」は寝具や車、飛行機のシートなどにも使用される柔軟なポリエステル製のタテ型不織布「V-Lap」を、ガラスクロスでサンドイッチすることで不燃認定を取得している。
このたび新たに加わった『かるてんR abcスクリュ』は専用のアルミ下地に下からビス留めをする施工が容易な工法である。天井質量2kg/㎡以下のため、特定天井の対象外となる。
『かるてんR abcベイシック』は一般的な軽量鉄骨下地に、従来のボードと同様にビス留め施工する在来工法である。既存の下地を使用したまま、天井材のみの改修も可能となる。

新工法が加わったことにより、特定天井対策のみならず、さまざまな天井のニーズに応じた提案が可能となる。商業施設や病院のロビーなど人が大勢集まる施設の安全性の向上に貢献していく。
 

特定天井の5つの定義

1.吊り天井
2.天井高が6mを超える
3.水平投影面積が200㎡を超える
4.天井面構成部材の重さが2kg/㎡を超える
5.人が日常立ち入る場所にある
 

■問い合わせ先
エービーシー商会
https://www.abc-t.co.jp/



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