大建工業株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:億田正則)は、『ダイケンハイブリッド天井』に、新たに3グレードの耐震対策製品を加えた。
既存の製品と合わせて、耐震安全性の異なる4グレードに拡充することで、特定天井対象外の空間でも、安全性向上やBCP対策などの観点から、吊り天井に一定の耐震安全性を求める幅広いニーズへの対応が可能となった。
■製品の概要
特定天井に準じた耐震性能を満たそうとすると高コストになるため、耐震性能のランクに応じたより低コストで施工性のよい耐震天井工法の開発が求められていた。
そこで同社は、法規制の対象ではない吊り天井において、一定の耐震安全性を確保することを目的に、耐震天井工法「ダイケンハイブリッド天井」に耐震安全性の異なる3グレードを追加した。
各製品の主な特長は下記の通り。
●耐震DH18
国土交通省が定める基準に基づいた、高い耐震設計のタイプ。
耐震ブレース、壁際クリアランスを設けている。
地震発生時に、天井設計震度に対して天井部材の損傷、移動等が発生しないことを目標とし、人命の安全確保に加え、十分な機能確保が図れる。
壁際にクリアランスを確保することで、地震発生時の揺れで天井が壁へ衝突して起こる破損を防ぐ。
●耐震対策DH18B
国土交通省が定める基準に基づいた耐震対策設計のタイプで、耐震ブレースを設けており、安全性とコストをバランスよく備えたタイプ。
地震発生時に、天井部材の損傷、移動等が発生する場合でも、人命の安全確保と二次災害の防止を図れる。
壁際にクリアランスを設けないため、壁と天井の間に隙間ができず、見栄え良く施工が可能。
●耐震対策DH18N
耐震ブレース、壁際クリアランスを設けない、メーカー基準による耐震対策設計のタイプ。
安全性を確保しつつ、省コストにも優れている。
地震発生時に、天井部材の損傷、移動等が発生する場合でも、人命の安全確保と二次災害の防止を図れる。
耐震ブレースを設置しないため、天井裏の配管などの自由度が高くなる。
■問い合わせ先
大建工業株式会社
https://www.daiken.jp/