大建工業株式会社(大阪市北区堂島、社長:億田正則)は、幼稚園・保育施設向けドア『おもいやりキッズドア』を
2016年12月21日に発売した。
安全性はもちろん、耐久性やメンテナンス性にも配慮された充実の機能付きドアで、
子どもにも大人にも優しい施設作りをサポートする。
■製品の概要
同製品は、使用者の安全性に配慮した高齢者施設向け建材「おもいやりドア」のノウハウを生かして開発した、
幼稚園・保育施設向けのドア。
子どもがドアを操作したり、ドアにぶつかった場合でも、ケガをしにくいよう配慮した性能を多く搭載している。
耐久性やメンテナンス性も高く、安全性を保ちながら長く使用できる。
また、幼稚園・保育施設向けのドアには、有効開口や角部の面取りなど、自治体ごとに指針が定められている場合でも、
各基準にできるだけ対応できるよう設計している。
製品の主な特長は下記の通り。
●安全性
1.徹底した指はさみ防止性能
【扉と床の隙間の足の指はさみ対策】
床面にフラットレールを、扉下に下ガイドを採用。
吊戸特有のドアの振れを抑えつつ、扉下の隙間を約4mmと子どもの足の指の高さよりも狭くしたことで、
扉と床の隙間の足の指はさみを防ぐ。
【開閉時の指はさみ対策】
戸先の形状を「戸先クッション仕様」と「フィンガード仕様」の2種類から選択可能。
「戸先クッション」仕様では指をはさんでしまった場合の衝撃を緩和するために、
子どもが届く高さの戸先をゴム製の柔らかいクッション材でカバーしている。
「フィンガード」仕様では、オン、オフの切り替えができる「フィンガード」パーツで
ドアを閉めた際に戸先と枠との隙間を作り、指はさみを防止できる。
2.対面の視認性と安全性に配慮した扉デザイン
透明な強化ガラスを採光部に設けたデザインでは、ドアの向こう側に人がいる場合もお互いを認識することができる。
子どもの目線の高さに合わせて低い位置に採光部を配置したデザインも用意。
採光部の額縁を持って開けてしまっても、額縁が戸袋の中まで入り込まない設計のため、指が引き込まれてしまうことを防ぐ。
3.危険の潜む場所への子どもの出入りを制限
しっかりと施錠できる防犯用のシリンダー錠や、一時的にドアをロックする両側サムターン錠を
子どもの手の届かない扉上部に取り付けることもでき、給湯室や物置などの危険な場所に子どもが入り込むことを防ぐ。
引き手の高さを通常より高くすることで、子どもが操作しにくくなっている。
●耐久性
1.枠の端部を強化+丸みを帯びた形状に
ドアの枠は、出入りの際に台車を当ててしまったり、子どもがおもちゃをぶつけたりするなど、傷みやすい箇所である。
特にぶつかりやすい角部は、凹みにくくするため、硬質樹脂で補強。
さらに見た目にも優しいR5の丸みのある形状にすることで、凹みを目立ちにくくし、衝突時の痛みも和らげる。
2.耐汚染性の高い表面シート
クレヨンや油性マジックによる落書きでも、拭き取りやすい撥油効果の高い表面シートを採用し、
汚れがちな幼稚園・保育施設のドアでも手入れしやすい。
3.耐久性のあるフラットレール
フラットレールの走行部は耐久性に優れたステンレス製で、外から入ってきた砂などが噛みあって擦れる傷にも強い。
他にも、戸先をカラフルな4色から選べるオプションも用意。
サイズオーダーの対応に追加料金は不要のため、物件によって個別の対応が多い幼稚園・保育施設でも採用しやすい。
■標準価格
固定枠160/インセット片引/Aデザイン/両側サムターン錠+美和ロックカマ錠
・フィンガード仕様:190,800円
・戸先クッション仕様:196,300円
■問い合わせ先
大建工業株式会社
http://www.daiken.jp/index.html