YKK AP株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 秀充)は、アルミ窓並みの価格帯を実現した新アルミ樹脂複合窓
『エピソードNEO(ネオ)』を2017年4月から地域別に順次発売していく。

■製品の概要
2020年に向けた省エネルギー基準適合義務化やZEHなど住宅高断熱化が推進されるなか、窓の材質別構成比を見ると、
未だ出荷量の約半数を断熱性の低いアルミ窓が占めており、中でも関東以南ではアルミ窓主流のエリアが多く残っており、
高断熱化に向けた対策が必要である。
また窓を取り扱う建材流通店からは、建築会社や生活者からのニーズに合わせてさまざまな機能ガラスを取り扱い、
自ら部材を組立て・供給することができる“ノックダウン品”の開発要望も多い。
そんな中、ガラスが自由に選べ、供給形態がノックダウン、かつ従来のアルミ窓並みの価格帯を実現した
新しいアルミ樹脂複合窓『エピソードNEO』を発売することとなった。
製品の主な特長は下記の通り。
●断熱・防露性能を向上
「熱貫流率を2.33W/m2・K以下(Low-E複層ガラス使用時)」
室外側アルミ、室内側樹脂の複合構造とすることで、断熱性能を大きく向上させた。
アルミ窓と比べ結露が発生しにくいので、カビの発生を抑えて室内を清潔に保つ。
●組立・施工がしやすい
「独自の「ダブルストップ構造」で枠接合部からの漏水に配慮」
縦横の枠材の接合部には、水滴に反応して膨張する高吸水性樹脂を練り込んだ独自の
「Wストップシーラー(特許出願中)」を採用。
さらにシーラーの厚みを適正に保つ、「突き出し加工」を加えた「ダブルストップ構造」とすることで万が一、
接合部に隙間が生じても、漏水(雨水の浸入)を防ぐ安心の構造(引違い窓)。
※「Wストップシーラー」は引違い窓以外の窓種にも標準装備。
「自社製木ねじの改良で取付作業時間30%削減」
躯体へ枠を取付ける自社製の木ねじを改良。
ねじ頭の十字穴深さや、先端のねじ山形状を見直すことで、ドライバー(ビット)への掛かりと木材への食い付き性が向上。
これによりねじ留めの作業時間が30%短縮(同社調べ)された。
●ユーザーの使いやすさを追求
「開閉しやすい引手やハンドル」
引違い窓には、子供から大人まで使いやすい手掛け機能付き全長引手を標準装備。
また、たてすべり出し窓には、安全に手元で開閉でき、全開・半開モードの切替も可能なオペレーターハンドル仕様を設定。
ハンドルは折りたたんでコンパクトに収納することができる。
「掃除しやすい枠構造」
引違い窓は下枠レール間を広げて掃除しやすくなった。
雨水が目立ちにくく、スムーズに排水される構造。
「安全、安心へ配慮した新部品を標準装備」
たてすべり出し窓カムラッチハンドル仕様には、窓を開くと半開位置でストップする
セーフティストッパー(特許出願中)を標準装備。
開き過ぎによる不慮の事故にも配慮。
「クリアネット網戸を標準設定」
眺望性・通風・防虫・清掃性に優れたクリアネット網戸を全窓種に標準設定。
「安全に配慮したスライド網戸(引違い窓)」
引違い窓用のスライド網戸の使用中の落下リスクを低減するため、従来の上部はずれ止めに加え、
新開発のはずれ止め機能付き戸車(特許出願中)を採用。
さらに下枠網戸レールの掛かり寸法をアップさせることで、不意な開閉操作や強風にあおられても
網戸がレールから外れにくくなっている。
「窓の内外カラーの組み合わせが21通り可能」
内観色には人気の高い木目カラー、シンプルでプレーンなホワイトも設定。
従来のアルミ窓ではできなかった外観×内観カラーの組み合わせは21通りなので、コーディネートの幅が大きく広がる。
「QRコードによるメンテナンスガイド」
窓の表示ラベルに印字されたQRコードをスマートフォンなどで読み取ると、YKK APが運営するWEBサイトに接続され、
手入れの仕方やメンテナンス方法をその場で確認することができる。
■標準価格(税別)
【引違い窓】
幅(W)1,690mm×高さ(H)1,170mmの場合:36,000円
【たてすべり出し窓カムラッチハンドル仕様】
幅(W) 405mm×高さ(H)970mmの場合:32,200円
※ガラス代・組立費および搬入費、施工費等は含まず。
■問い合わせ先
YKK AP株式会社
TEL:0120-20-4134
http://www.ykkap.co.jp/