ナカ工業株式会社(本社:埼玉県八潮市、社長:笹嶋敏之)は、ステップに身体を乗せ、ペダルを踏むだけで自動的に下階に降下でき、高齢者など体力に自信のない方でも安心して避難できる『UDエスケープ』を発売した。

■製品の概要
マンションなどのベランダに設置されている避難器具は、火災時などに避難ハッチを開けて下階に避難するもので、吊り下げはしごや救助袋タイプが一般的であることから、身体的にハンデを抱えている方には避難が困難であることに着目して製品開発された。
使用手順は下記の通り。
1:ハッチの上蓋を少し持ち上げてチャイルドロックを手前に引き外す
2:上蓋を90°まで開く(上蓋はロックされる)
3:ハンドルを引き出して止まるまで伸ばす
4:ステップに乗り,ロックペダルを踏むと自動的に降下する
5:人が降りると自動的に上昇を始め元の位置に戻る
6:次の避難者は4からスタートする
本製品は、あくまで避難を目的に上階から下階へ降下するものであり、ホームエレベータのように人や荷物を乗せて
上昇するものではない。
また、既存の避難はしごに取り替えることも可能であるが、700角以下の場合は開口を広げる必要がある。
2016年4月現在、特定機器評価認定取得に向けて準備中で、現時点では避難器具としては設置できず、あくまで任意設置となる。
■問い合わせ先
ナカ工業株式会社
http://www.naka-kogyo.co.jp/