株式会社 フジタ(本社:東京都渋谷区 社長:奥村 洋治)は、国土交通省東北地方整備局発注の円渕トンネル工事(福島県相馬市)において、覆工の打込み状況をリアルタイムに”3次元的に見える化”できる『覆工コンクリート施工管理システム』を開発した。
■システムの概要
覆工ウォッチャー®と圧力ウォッチャー®7を用いて、コンクリートの打込み位置とセントルに作用するコンクリートの圧力をリアルタイムに測定し、コンクリートの施工状況を大型モニタに3次元表示させるものである。
覆工ウォッチャーでは、コンクリートの打込み状況が精密かつビジュアル的に表示されるため、決められた打込みステップや打込み速度の遵守、打ち重ね時間などの管理に役立つ。
また、覆工打込み部位1スパン(L=10.5m)当たりに設置するセンサケーブルを増やすことにより、より正確にコンクリートの打込み位置を把握することが可能となった。
圧力ウォッチャーでは、セントルに作用する圧力の状況をリアルタイムに監視することができるため、コンクリートの密充填が可能となり、天端部の空隙発生を防止することができる。
また、複数の圧力値を設定することにより、圧力レベルを色で識別して綿密な圧力管理が可能。
【円渕トンネル工事概要】
工事名称:国道115号円渕トンネル工事
工事場所:福島県相馬市山上字円渕地内
発注者:国土交通省東北地方整備局
施工者:株式会社フジタ
工期:2014年2月20日~2016年9月20日
工事概要:トンネル:延長L=963m、内空断面積A=88.9㎡
函渠:N=1基(延長L=53m、内空B8.3m×H6.9m)
■問い合わせ先
株式会社 フジタ
TEL:03-3402-1911
http://www.fujita.co.jp/