京セラ株式会社(本社:京都市伏見区、社長:山口 悟郎)は、国内住宅用太陽光発電システムの新製品として、7種類モジュールによって、同一屋根における搭載容量を従来品比最大約30%向上させた『RoofleX(ルーフレックス)』を4月より順次発売する。

■製品の概要
太陽電池セル(以下セル)および太陽電池モジュール(以下モジュール)の変換効率向上に加え、セル同士の配列間隔をミリ単位で細かく設計・製造した7種類の専用モジュールを組み合わせることで、限られた屋根スペースを効率的に活用し、屋根全体での発電量の向上を実現する。
本製品には、新開発の「ForZ(フォーズ)」技術を採用し、セル変換効率の向上を図っている。
ForZとは、本製品の変換効率向上を実現した主要技術で、セル内部で失われていた一部の電荷を取り出し、効率的に電気に変換することが可能になる。
また、モジュールの出力、変換効率の向上を図るために、太陽光の反射を抑える低反射ガラスを採用。
加えて、セルとガラスの間に独自開発の特殊封止材を充填することで、従来利用できなかった短波長の光を電気に変換する。
さらに、セルとセルとの間をつなぐ電極の幅を従来より広くすることで、電気抵抗を抑え、通電時のロスを低減する。
これらの技術を組み合わせたことにより、セル変換効率が従来品比1.0ポイント向上の19.8%、モジュール変換効率が1.2ポイント向上の17.8%を実現している。
■問い合わせ先
京セラ株式会社
http://www.kyocera.co.jp/