一般社団法人 日本管更生技術協会(本部:茨城県常総市、会長:横島 康弘、以下JPR)は、管更生の安全管理、品質の向上、規格設計のレベルアップを図り、2016年6月より資格試験・研修を開催する。

■概要
JPRでは、非圧力管路(下水道分野)・圧力管路の管更生研修会を平成18年度より全国約10カ所の会場で実施し管更生技術の向上活動を行い、研修受講者総数は約7,500名に及んでいた。
一方、国土交通省では管更生新業種設置に向け、検討委員会が設けられており、2010年3月にはISO 11295(管更生基準書)が発刊され、管更生は世界的に一つの業種分野として定められることとなった。
日本においては、管路は国土交通省(下水管路)・農林水産省(農水管路)・厚生労働省(水道)・工業用水・通信ケーブル・ガス管・電気ケーブル管など、あらゆる分野に属し利用されている。
そして、それぞれの管路は要求特性が違っている状況であり、特に非圧力管路と圧力管路を区分した管更生管理方法が必須であるとJPR技術委員会で決議された。
このような背景を考慮し、この度、従来から実施していた研修会に加えて、管更生の安全管理、品質の向上、規格設計のレベルアップを図り、新たな資格として「管更生技士」「下水道管きょ更生施工管理技士」「圧力管路更生施工管理技士」「穿孔師 1級・2級」を制定。
2016年6月より全国10カ所で資格試験・研修を行う予定であり、併せて現在管更生業務に携わっている技術者向けに、新資格試験制度への移行措置として資格取得研修および試験を実施する。
※対象資格は「下水道管きょ更生施工管理技士」「圧力管路更生施工管理技士」となる。
試験詳細は、同法人ウェブサイト(http://jpr-ta.com/)まで。
■問い合わせ先
一般社団法人 日本管更生技術協会
http://jpr-ta.com/