大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市北区、社長:大野 直竹)と株式会社 フジタ(本社:東京都渋谷区、社長:上田 卓司)は、中低層の建物をはじめ,高層マンションや大型物流倉庫など様々な物件に適用可能な耐震・制振部材『DUAL CORE BRACE(デュアルコアブレース) -平鋼を角形鋼管で座屈拘束した耐震・制振ブレース-』を共同開発し、2015年3月より建物への採用を開始する。

■製品の概要
両社が2014年2月に開発した中低層建物向け耐震部材「鋼製座屈拘束ブレース」を制振部材としても使用できるよう適用範囲を拡大。
耐震部材に高強度鋼材、制振部材に建築構造用圧延鋼材および低降伏点鋼材を芯材(平鋼)の使用鋼材として追加。
あわせて、部材構成や接合部形状を改善したことで、部材設計の自由度および接合部の施工性が向上した。
また、地震力に抵抗する芯材を拘束材(角形鋼管)とアンボンド材(絶縁材)でサンドイッチ状に挟み込んだことにより、地震時に圧縮力がかかっても座屈せず、優れた耐震・制振性能を発揮し、度重なる地震にも強いエネルギー吸収型のブレース(筋かい)である。
地震エネルギーをブレースが吸収することで、大地震時の建物の変形を20~50%軽減することができるため、柱や梁などの主要構造部分や内外装の損傷が少なくなり、長期にわたって建物を安全・安心に使用することが可能。
本技術は、2015年1月22日に耐震・制振部材として一般財団法人日本建築総合試験所の建築技術性能証明(GBRC 性能証明 第13-21号 改)を取得している。
■問い合わせ先
大和ハウス工業株式会社
TEL:06-6342-1381
http://www.daiwahouse.co.jp/
株式会社 フジタ
TEL:03-3402-1911
http://www.fujita.co.jp/