福井コンピュータ株式会社(本社:福井県坂井市、代表取締役社長:杉田 直)は、国土交通省において提唱されるCIM(Construction Information Modeling)を推進するソリューション"CIMコミュニケーションシステム"『TREND-CORE』(トレンドコア)を1月27日に発売した。

■製品の概要
道路や法面などの土木施工専用コマンドを標準装備し、属性や情報を付加することで3D-CIMモデル構築が可能。
これにより、2Dデータでは分かりづらい施工前のシミュレーションをあらゆる角度から3Dで確認できるとともに、モデルに付加された属性情報を一元管理し、維持管理フェーズにおいて施工情報データベースとしても活用が可能。
主な機能は下記の通り。
●設計データのインポート
設計段階で作成された3DモデルをLandXMLファイルで読込み可能(※読込み対象は「線形」「横断」「地形」)。
また、同社のEX-TREND 武蔵の「3次元設計データ作成オプション」で作成した道路モデルを取込むことが可能。
●地形データのインポート
起工測量などで取得した座標をSIMAファイルから取込み、メッシュ地形を作成する。
国土地理院が提供する基盤地図情報(数値標高モデル)を取込み、メッシュ地形モデルを作成する。
LandXML、Surfaceデータをインポートする。
●簡易モデリング機能
地形が入力されていれば、高さ情報を参照し線形入力が可能。
既に登録された線形データを指定することで、標準断面から道路モデルを生成する。
既に登録された線形データや、道路等のデータを参照することで、側溝・ガードレールなど道路に沿ったモデルをワンクリックで適切な位置に入力することが可能。
●横断編集機能
管理断面でモデルをスライスした横断表現を見ながら、現況と法面の摺り合わせを確認および編集が可能で、埋設物などの位置を確認することができる。
●法面摺り合わせ機能
設計時に使用した現況モデルと起工時の地形データには違いがあるため、起工時の地形データに合わせた法面摺り合わせ機能を搭載している。
●パラメトリック要素
道路・法面等、道路専用要素モデルは、土木建設業務で使用する名称のパラメーターを設定することで形状を作成する。
●専用部品と汎用オブジェクト
今すぐ使える土木施工専用の3D部品(建機を中心に200点以上)を標準で搭載。
Trimble SketchUp™のデータをインポートして利用することが可能。
●属性データベース
MDB 形式で出力でき、維持管理情報として活用可能。
複数のファイルやURLをリンクとして登録可能で、3次元モデルをベースに情報の一元管理と活用が可能。
■標準価格(税抜き)
TREND-CORE 基本部:600,000円~
■問合せ先
福井コンピュータ株式会社
TEL:0776-67-8860
http://const.fukuicompu.co.jp/