アイカ工業株式会社(本社:愛知県清須市、代表取締役社長:小野 勇治)は、トンネル等における覆工コンクリートの小片を超えるコンクリート片(※)のはく落を防止する、『ダイナミックレジン ストロンガード TNS工法』を1月に発売した。
(※小片を超えるコンクリート片…想定されるはく落塊の荷重が0.5kNを超えるものの、はく落面積が1㎡程度以下の覆工コンクリート片)

■工法の概要
コンクリート構造物の早期劣化の原因は、塩害・凍害・中性化・アルカリ骨材反応・漏水・コールドジョイント等様々であり、そのメカニズムは徐々に解明されてきた。
これに伴い補修材料も進化し、メンテナンスに対する関心は増大している。
本工法は、東日本高速道路株式会社・中日本高速道路株式会社・西日本高速道路株式会社編著「トンネル施工管理要領(平成25年7月版)」の「はく落対策 繊維接着工法 小片を超えるはく落対策工の材料」の基準試験の規定値を満足している。
主な特長は下記の通り。
●プライマー兼不陸修正材に湿潤面対応型ポリマーセメントモルタルを採用
コンクリート面に浮き水がなく、かつコンクリート・モルタル水分計のコンクリートレンジ表示値0~12%で施工が可能。
●難燃性エポキシ樹脂系接着剤と特殊繊維シートを使用
「押し抜き性能」「延焼性・自己消火性」「発生ガスの安全性」を保持している。
●仕上塗料に耐候性に優れた無機系塗料を採用
●水系+無溶剤+水系の材料構成溶剤を使用しないため、作業環境も良好。
■標準価格(税抜き)
18,100円/㎡
※材工設計価格・平成26年度東京
■問合せ先
アイカ工業株式会社
TEL:052-409-8088
http://www.aica.co.jp/