アキレス株式会社(本社:東京都新宿区、社長:伊藤 守)は、事前防災に有効なトンネル補修技術『アキレスTn-p工法』を開発した。

■工法の概要
主に高度経済成長期に多く作られた古いトンネルには、覆工コンクリートの背面に空洞が多く見られる。
これらの空洞を放置した状態では、豪雨時や地震時などに被災確率が高まる可能性があり、最悪の場合、トンネルの崩落にもつながりかねない。
本工法は、これら老朽化した道路トンネルや鉄道トンネル、水路トンネルなどの覆工コンクリート背面の空洞に発泡ウレタンを充填して、補修する「事前防災工法」である。
ノンフロンで40倍もの高倍率発泡が可能であり、充填材の密度が約30kg/㎥と超軽量で、従来のセメント系注入材の30分の1程度のため、覆工コンクリートへの負荷を大きく軽減できる。
圧縮強度も約0.2N/㎟と、トンネル背面空洞の充填材として充分な強度を有している。
また、注入設備の小型化と高倍率発泡によって、注入設備と1日分の材料を1台のトラックに全て積載することが可能。
施工車両と施工人員が少ないため、経済的な上、片側通行での施工が可能で安全性を向上させることができる。
さらに、固化時間が10分程度と非常に速いため、覆工コンクリートの亀裂等から材料が漏れる危険性も低くなる。
■問合せ先
アキレス株式会社 開発営業部
TEL:03-3225-2261
http://www.achilles-foamsystem.com/