三菱樹脂株式会社(本社:東京都千代田区 社長:姥貝 卓美)は、マンションなどの工事現場において、壁面などに吹き付け施工された発泡ウレタン断熱材の表面に、難燃性を付与する新しい防火コート剤『ノバレタン®Nコート』を開発し、1月20日に発売した。
■製品の概要
ケイ酸ソーダ(水ガラス)を主成分とする水系の1液硬化型無機コート剤で、溶接作業の火玉が表面に付着した場合も表面の一部が炭化するだけで延焼を防ぐことが可能。
施工は、発泡断熱材の表面にプライマーを塗り、小型装置でコート剤を吹き付けるだけで容易。
一般的に用いられるセメント系の防火コート剤と比べて、現場での材料配合や攪拌工程が不要で、大掛かりで移動困難な機械も使用せず、工事現場内を自在に持ち運びできるため、施工効率の向上や工期の短縮、それに伴うコスト削減が可能となっている。
特にマンションや病院、介護施設などの小区画での断熱施工が多い現場で効果が期待される。
なお、本製品は建築基準法に基づく不燃認定(下地:石膏ボード及び金属板を除く不燃材料に限定)も取得している。
■問合せ先
三菱樹脂株式会社
TEL:03-6748-7351
http://www.mpi.co.jp/