オートデスク株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:ルイス・グレスパン)は、米オートデスク社が米国ラスベガスで開催中のユーザーカンファレンス「Autodesk University」にて発表したBIMに関連する発表内容を公開した。
■概要
発表された主な内容は下記の通り。
●Autodesk FormIt™ラインアップ拡充、機能拡張
同社がこれまでiPadとAndroid向けに提供してきたBIMベースの概念設計アプリケーション「Autodesk FormIt」を、Webベースのアプリケーションとしてベータ版で提供開始する。
(本アプリケーションの提供サイト:http://autodeskformit.com/)
●Graitec社一部製品群の買収
フランスGraitec社のAdvance Steel and Advance Concrete関連ソフトウェア技術を買収。
今後、同社が提供するアプリケーションの構造設計機能において、鋼材と強化コンクリートを含むモデリング、詳細設計、加工などの機能を強化する。
●Autodesk Structural Bridge Design
橋梁設計向け新アプリケーション「Autodesk Structural Bridge Design」を提供開始。
本製品は、同社が本年8月にイギリスBestech Systems社から買収した技術資産を製品化したものであり、短スパンから中スパンの橋梁設計プロジェクトにおける業務効率の向上を支援する。
●Azalient Technology社買収
イギリスAzalient社から道路、高速道路、鉄道関連のソフトウェア技術資産を買収。
今後同社は、自動車、バス、鉄道などを交通手段とする利用者を含めた交通シミュレーション、新しいインフラ事業の需要予測、将来の需要への対応手段の予測、建設によって妨げられる交通状況の予測、代替設計のコスト分析機能を提供する予定。
●トプコン社との協力
建設現場においてBIM座標を正確に見出す作業をさらに簡素化するiPad向けモバイルアプリケーションを今後提供する予定。
このアプリケーションは、トプコン社が既に発表した新製品LN-100 3Dポジショニングシステムなどとデータを連携させることにより建設現場の位置を正確に配置し、設計情報と照合させながら施工の精度を高める。
■問合せ先
オートデスク株式会社
http://www.autodesk.co.jp/