![]() |
2014年3月26日
株式会社 トータルブレイン 所在地:東京都港区 設立:1999年10月 資本金:3,100万円 主な事業内容:共同住宅設計監理、分譲マンション事業のアドバイザー業 http://www.totalbrain.co.jp/ 株式会社 トータルブレインは代表の久光龍彦氏がゼネコン、デベロッパー、 マンション販社、管理会社のトップを歴任して得た経験と知識を生かすべく 設立されたマンション設計・コンサルタント会社。 優れたマンション市場への洞察力に加え消費者、価格動向など 販売現場単位での徹底した調査分析力は定評がある。 レポートは、新聞、TV、週刊誌等でも発表され業界のみならず マンション購買層の耳目に触れることも多い。 そのためトータルブレインをマーケッターと勘違いされる方も多いようだが商品企画を含む企画・設計のプロ集団である。 設計部門の責任者 井上氏に伺った。 事業用地情報から始まるマンション事業のトータルコンサルティングトータルブレインでは入手した土地情報に対してマーケットを意識したボリュームチェックおよびプラン設計を行うなど TP-PLANNERの利用は?「当社では、年間150物件程のボリュームチェック図を作成しております。 逆日影:天空率のボリューム算出平成15年に施行された高さ制限の天空率による緩和は、建物可能空間算出法がドラスティックに変わった。 プランニングプランニングは、TP-PLANNER独自の企画設計用ツールが満載され、他の3次元CADと趣が異なる。 この記事に登場した製品統合型建築企画CADシステム「TP-PLANNER」 |
![]() |
![]() |
新菱冷熱工業株式会社 所在地:東京都新宿区 設立:1956年2月 資本金:35億円 従業員数:1955名 http://www.shinryo.com/ エネルギー問題の解決が叫ばれる中、 建築物のライフサイクルにおいて消費されるエネルギーの低減は 避けては通れない問題だ。 そのためには建築物の空調設計が大きなカギとなる。 建築設備の設計・施工において高い実績を持つ新菱冷熱工業株式会社は、 BIMシステムを構築してCFDを組み込むことにより、 設計者自らが解析を行って最適な空調設備を設計できる環境を整えている。 この取り組みの詳細について、 入社時からCFD活用環境の構築に取り組む 技術統括本部 中央研究所 CFDソリューショングループ 主務の深田賢氏に話を伺った。 30年前から3DCADに取り組み、BIMを自社で独自開発新菱冷熱工業は、さまざまな建築設備の設計・施工を行う、空調設備業界のリーディングカンパニーである。 CFDを活用しやすくするとともにBIM上に解析環境を構築このS-CADは、空調の比較検討をはじめとする各種の気流解析のために、 20年以上前からSTREAMを使用してきた同社では、CFDを活用しやすい環境を整え、 各拠点の設計者がSTREAMを使用して解析を実施している。 STREAMは単体でも使い勝手が良いソフトだったという。 だが一方、CFDを導入したことによる問題も生じていた。 基本的に設計者が解析するため、以前より業務が増えて負担が大きくなる。 また、解析者の習熟度により、解析結果に差異が出る可能性も高まる。 そこで解析環境の向上や教育システムの整備などCFDツールを習熟するための環境を整えるとともに、 STREAMとS-CADとの連携を進めてきた。 2008年には解析作業をサポートするための流体シミュレーション(CFD)推進センターを設立。 処理能力を上げるために、2010年には中央研究所にHPCサーバーを導入した。 そして各拠点からネットワークでライセンスを取得することで、各拠点の設計者がHPCサーバーを通じて解析を行えるようにした。 また高度な解析や新規のプログラム作成などについては、中央研究所のCFDソリューショングループが対応しているという。 STREAMとS-CADとの連携については、S-CAD上にSTREAMのアドインソフト「S-Pre」を開発した。 建築設備の設計データおよび関連情報のうち、 CFDで必要となる部分だけを取り出して、VBインターフェースを介してSTREAMに受け渡す。 S-CAD上の画面にはCFDに必要な条件を入力するためのツールボタンが用意され、 同社の業務に便利なようにカスタマイズされているため解析の準備をスムーズに行える環境を用意している。 このシステムの開発が始まったのは約5年前の深田氏が入社したころだった。 以前から3D CADで作成したモデルをSTREAMで読み込みたいという要望があったことから、 モデル形状をアドインを利用して転用するための取り組みが始まったという。 それまでは設計モデルを解析用に改めてSTREAM上でモデリングし直す必要があった。 これでは元の図面から数値を拾ってもう一度入力しなければならないので手間がかかる。 また設計と解析の担当者が異なる場合、作業はさらに大変になり、情報伝達のミスによる手戻りを生じることもあった。 だがS-Preで解析に対応できる環境を整えておけば、必要なデータはあらかじめS-CADに格納されているため、 設計者から受け渡されたデータを解析者は連係ミスなくそのまま解析に利用することができる。 またSTREAMを使えない人でも解析条件を参照することもできる。 CFDの準備時間を最大半分に、若手の積極的な検討も促進STREAMをBIMと連携することによって、形状を把握する時間を大幅に短縮できているという。 この記事に登場した製品熱流体解析ソフトウェア「STREAM」 |
![]() |
![]() |
アサヒコンサルタント株式会社 所在地:鳥取県鳥取市 資本金:3,000万円 従業員数:93名 http://www.asahic.co.jp/ アサヒコンサルタント株式会社は、鳥取県に本社を置く、 地域密着型の建設コンサルタントである。 昭和49年の創業以来、幅広い分野の測量、設計、調査、補償などの業務に従事している。 今回は、設計部の中でも主に河川・砂防分野の設計業務を担当する鈴木氏、近藤氏、井上氏に話を伺った。 システム導入の背景アサヒコンサルタントでは、 コスト削減に即効効果試験導入した「V-SABO/Draw」を使っての予備設計および詳細設計で、 もう手放せない砂防堰堤ならではの導入メリットさらに、「V-SABO/Plan」の導入でさらなる効率化を実現した。 自動トライアルで新たな発見もシステム化による効果は工期の短縮だけでなく、一歩進んだ検討が可能となり提案力が増したことだと言う。 オプションの導入でさらなる効率化こうした中、2011年に工事用道路オプション「V-SABO/Road」と渓流保全工オプション「V-SABO/Stream」がリリースされ、 ITで徹底的な効率化アサヒコンサルタントは、時間・手間をかけずにいいものを作るためのIT投資は厭わない社風であり、 この記事に登場した製品砂防堰堤計画・設計・製図SABOシリーズ |
![]() |
![]() |
株式会社 シリウス 所在地:岩手県盛岡市 設立:1994年12月 資本金:1億円 従業員数:正社員40名 事業内容:オリジナルブランドによる住宅建築、住宅リフォームの販売・施工 http://www.kk-sirius.co.jp/ 住宅建築から介護事業まで手がける株式会社 シリウス。 2007年にはオリジナルブランドの「シュガーホーム」を立ち上げた。 今では年間着工棟数が約260棟にまで伸び、 8年連続で岩手県住宅着工数No.1を継続している。 今回は、住宅営業スタイルの改革を目的に導入したコンピュータシステム研究所の住宅プレゼンシステム「ALTA(アルタ)」について、シュガーホーム盛岡西店の杉山店長に話を伺った。 CAD担当者の作業負荷が増大していたALTAを導入する前、お施主様への提案時に使うプレゼン資料は、建築CADで図面やパース等を作成し、 営業全員分の12セットを導入「営業が鉛筆のように簡単に使えて、コストも高くない建築CAD」を探していた中で、ALTAのデモを見る機会がありました。 1プランを約20分で入力現在、ALTAは平面図・立面図等の図面や外観・内観パースの作成、そして積算業務に利用しています。 お施主様の反応が変わった!ALTAは操作が簡単であり、動作も軽快ですので、 拾い出しが正確に今まで手入力で行っていた積算作業に関しても、 営業力のさらなる強化今後は、積算機能だけでなく見積機能までフルに活用し、 この記事に登場した製品住宅プレゼンシステム「ALTA」 |
![]() |
![]() |
株式会社 中田捷夫研究室 所在地:岩手県盛岡市 所在地:東京都豊島区 従業員数:6名 主な業務:建築構造設計および監理 東京都豊島区の株式会社 中田捷夫研究室では、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、 さまざまな構造形式の建物の構造計算を行っている。 一貫構造計算プログラム「ASCAL」を導入し、最初は入力方法戸惑ったものの、 今では業務に欠かせないツールになったという。 今回は「ASCAL」の導入経緯と効果について伺った。 ASCAL導入の理由についてASCALを導入した最大の理由は、壁式鉄筋コンクリート造の計算ができる点でした。 ASCALを使ってみて初めは入力方法が他の構造解析ソフトとは異なるため、慣れるまで時間がかかりました。 木造軸組工法の計算にもASCALから独立したASTIM/立体フレームを使用しています。 木造は小さな規模の建物でも部材数、フレーム数が多くなります。 以前は汎用解析プログラムで応力解析を行い、断面算定やモデル図・応力図の出力は手作業で行っていたため、 大変な労力を必要としました。 万が一出力後に変更があった場合は、別途検討や説明を加えて対応することもありました。 その点、一貫計算プログラムであるASCALでは、ボタン一つで出力作業を行なってくれるため、 計算書作成の時間短縮につながります。 また、変更があった場合の対応もスムーズに行えます。 またASCALでは中間階の設定ができるため、スキップフロアのような建物も、実状に合った地震力の設定が可能です。 斜面定義も大変便利で、勾配屋根をそのままモデル化できます。 以前は接合金物の検討まではASCALでは行わず、別途計算としていましたが、 最近は材端に接合金物を入力し、接合金物の検討もASCAL内で行っています。 今後、一般的な接合金物や木材の材料強度が選択できるようになれば、より入力が楽になるので希望しています。 ASCALの機能を全て使いこなしているわけではありません。 基礎も現在は別途計算ですし、まだまだ知らないASCALの便利さがあると思います。 プログラムの中でどのような計算が行われているのか理解した上で、 少しずつASCALで検討する範囲を増やしていきたいと考えています。 終わりに一貫計算プログラムでは何かしらモデル形状を入力すれば計算書が出力されます。 この記事に登場した製品一貫構造計算プログラム「ASCAL」 |
![]() |