現場OPENシリーズ
CALS/ECが進行する中、電子納品に関わる書類管理に時間をとられる現場の担当者。
(株)中田組では、いわゆる電子納品ソフトなどの施工管理システムを導入していたにもかかわらず、現場の技術者が施工管理書類の作成・整理や写真などの整理に追われていた。そんな同社の問題解決策を紹介する。
会社概要 株式会社 中田組
所在地:本社 北海道稚内市
資本金:77,050,000円/従業員数:65名
主な事業内容:土木建設工事、マンション、レンタルサーバ、ソフトウェア販売

企画業務部 次長 佐藤 滋美氏
現場技術者の業務を減らしたい
平成15年秋、(株)ダブルクリック社長の伊藤氏に当社の現場事務所を訪ねていただき、BIBLOSを紹介していただきました。現場技術者が抱える繁雑な業務を少しでも軽減させるため、建設CALS/ECアクションプログラムがフェーズ3に入り成果品の電子納品が本格化してきたなかで少しでも現場技術者の役に立ちたいという伊藤氏の思いが、建設会社ではなく現場主体の営業という姿勢に表れていました。
当時の当社は、写真管理・電子納品ソフトを含む総合施工管理システムを平成14年に導入しておりましたが、まだ一部の現場のみが電子納品対象現場であることから、現場技術者のなかにもITスキルの開きがあり、電子納品時のPDFファイルについても編集およびしおり付け等の知識を持った者が極めて少ないのが現状でした。

BIBLOS 文章編集画面 BIBLOS 出力結果(PDF)
発注者側との協調体制
BIBLOSのデモを見せていただいた時に、Word、Excel、一太郎およびPDFファイルを一つのPDFファイルに変換・結合し、しおりも自動作成するという画期的なものでした。単にPDFファイルを作成するソフトや結合および編集ができるものがさまざまありましたが、PDF変換前にファイルの並べ替えや見出し名称変更ができ一括変換できるというBIBLOSだけが持つ機能でした。
当社でも早速5ライセンスを購入し使用してみたところ、操作の簡便性だけでなく一括自動変換機能のおかげで、全作業時間コンピューターに向かっている必要がなくなり、結果的には内業の時間を短縮できることがわかり、現場の職員からも大変喜ばれております。
複数の職員による施工管理
また、工事現場では複数の職員が施工管理のプロセスを分担して作業を行っております。他のソフトではA職員が写真管理、B職員が出来形管理と明確に仕事の分担を分け各自のコンピューターで作業を行うため施工管理の全体像の把握が非常に困難でしたが、BIBLOSを含むOPEN現場シリーズは、共有サーバー機能使用することによりこの問題も解決することができました。
それだけでなく、施工管理書類はファイルの修正および変更が日常的に行われており間違いを防止する観点から、コピーを作成したり最新版の管理をフォルダー分け等で行える必要がありましたが、BIBLOSは登録ファイルの履歴管理ができるため、いつでも変更前のファイルを参照したり、過去にさかのぼって検索および復元ができるので、これも大変役立っております。
現場の要請に応じたツール開発

OPEN-P状況写真出力結果(Excelファイル) OPEN-P状況写真取込画面

電子納品もある程度定着してきた平成17年春に発注者から、検定時に電子納品ソフトのビューワでは画面の切り替え等に時間を要するので何か手法はないかと問い合わせを受けました。実際のところ、書類整理に余裕がある現場では、PowerPoint等を使用して対応しておりましたが、そうでない現場ではビューワに頼らなければならないというのが現状でありました。PowerPointでの編集作業に多くの時間を要し、ファイルサイズが大きい、起動に時間がかかる等さまざまな問題 を抱え現場技術者から何とかできないかという声が挙がってきました。
OPEN-S成果品作成画面
この点に関して、ダブルクリックに相談を持ちかけたところ、電子納品成果品より工事写真を取り込むことにより短時間で編集でき、ブラウザ上で再生することで画面の切り替えに時間を要しないOPEN−Sを直ちに開発していただきました。これにより工事の一連の流れが的確にわかるだけでなく、簡単にフラッシュ取り込みおよび音声取り込みができるため会社のカラーをだした現場プレゼンができるようになり発注者からも大変喜ばれております。
それから2年、ダブルクリックは常に現場技術者の声を取り入れながら、ビデオ再生機能、工事現場のイメージアップのための現場ホームページ作成およびライブカメラを取り入れた機能とバージョンアップが進めているようです。今後も、今までと同様に現場の声を取り入れたソフトの開発、すばやい対応、丁寧なアフターサービスをお願いする所存です。
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