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成功事例集

建設ソフトやハードウェアなどのITツールを導入して成功した事例を紹介します。

長年使用してきた信頼の積算システム クラウドでさらなる業務の効率化を目指す

株式会社小野寺組

使用製品 土木工事積算システム「Gaia Cloud」


株式会社小野寺組
所在地:北海道釧路市
設立:1952年3月
資本金:4,500万円
従業員数:44名
事業内容:総合建設業
http://www.onoderagumi.co.jp/
 

取締役営業部長    
大西 博行 氏   

1947年創立、1952年設立と釧路の地で総合建設業者として長い歴史を持つ株式会社小野寺組。釧路や根室といった北海道東部を対応エリアとしており、近年では公共および民間から農業施設等の建築の発注も増えているとのことだが、会社としての売り上げは公共土木工事が7割程度を占める。
長年積算業務でビーイングの「Gaia」シリーズを使用してきた同社だが、このたび新たにリリースされたクラウド版「GaiaCloud」の導入を決めた。「Gaiaを導入してからはGaia1本」と、製品に強い信頼を寄せる大西氏に、「Gaia」への思いやクラウド版の使用感などについて話を聞いた。
 
 

「使いやすさ」への信頼

初代「Gaia」が発売されたのは、まだパソコン自体が珍しかった1987年。小野寺組が同製品の導入を決めたのは今から26年ほど前で、「Gaia」初期からのユーザーといえる。同社で積算を30年以上にわたり担当し、当時「Gaia」の導入を決めた大西氏は次のように話す。
 
「Gaia導入以前にも2年ほど別の会社の積算ソフトを使用していましたが、使用感にあまり満足できませんでした。そこで、使い勝手が良く、歩掛や単価などのデータ更新に迅速に対応できるようなソフトを探した結果、Gaiaにたどり着きました」
 
それから四半世紀以上がたつが、同社では他の積算システムに乗り換えることなく「Gaia」1本で積算業務を行っている。
 
「他社からも製品紹介を受けることはありますが、『Gaia』は全てにおいて使い勝手が良く、バージョンが変わるたびに何の迷いもなく更新しています」という大西氏。「積算ソフトを信用できないと、ソフトがはじき出した金額に対して『この金額で入札して本当に大丈夫なのか』といった迷いが生じます。使用する積算ソフトとの信頼関係、そしてそれを提供してくれるメーカーとの良好なコミュニケーションは非常に重要だと思いますが、その点でGaiaを使用し続けることには全く不安がないです」とのことで、大西氏の製品への高い信頼がうかがえる。
 
 

より効率的な業務のためにクラウド版導入を決意

長年「Gaia」一筋の大西氏だが、「Gaia」シリーズ初のクラウド版である「Gaia Cloud」も2020年夏のリリース直後に導入を決めた。その経緯を次のように話す。
 
「現在当社では、私ともう1名の2名体制で積算を行っていますが、作成した積算データを私たち積算担当者だけでなく、資材発注などを行う現場担当者や、予算管理などを行う工事管理担当者とも共有したいと考え、クラウド版の導入を決めました」
 
また、このタイミングで導入したことについては「北海道は2月から3月に次年度の工事の発注が多くなるので、その前に早めにクラウド版を導入して操作に慣れておきたい」という思いがあったという。現在は前バージョンと、新たに導入した「Gaia Cloud」の2台を併用し、「2つのシステムが出したデータを比べている」ところである。
 
積算データを扱う社員が増えるため、導入にあたってはこれまでよりライセンス数を増やした。1ライセンスの単価自体も若干上がったということだが、「コスト面についてはあまり重要視していなかった」という大西氏。「積算システムの導入に当たりコストがかかったとしても、それに見合った使い勝手や積算精度が約束されるのであれば、公共工事を扱っていく上では決して高い買い物ではないです。それよりも、積算システムを上手に使って1本でも多く工事が受注できれば、メリットの方が大きい」と話す。
 
さらに「Gaia Cloud」導入後には「出張先からでもクラウドを通じて情報を共有でき、ネット環境さえあればどこにいてもやり取りできる」というケースも実際に経験したとのことで、「クラウド版ならではのメリットを実感している」と大西氏は力を込めて話していた。
 

 
 

「Gaia」シリーズの良さはそのままに、より使いやすくなったクラウド版

「Gaia Cloud」は、入札価格算出のために必要だった積算基準データや材料単価データのダウンロード作業が不要になり、常に最新のシステムや金額データを使った積算が可能となるなど、クラウドだからこそのメリットが大きい製品となっている。また、8年の歳月をかけてアーキテクチャや開発言語、データ構成を見直しており、単なるバージョンアップにとどまらず「本当の使いやすさ」が追求されている。
 
前バージョンから大掛かりな変更が加えられたものとなっているが、「画面上の見た目などはあまり変わらないけれど、より見やすく操作性が良くなったと感じます」と大西氏は話しており、ユーザビリティにも配慮されていることがうかがえる。
 
また「Gaia Cloud」の大きなポイントとして、最適な工種を自動的に見つけ、設計書に書かれた条件どおりに積算を自動実行する「全自動積算」機能が搭載されたことが挙げられる。さらに工事設計書の読み込みから積算実行、印刷といった機能もスピードアップを実現し、積算時間の大幅な短縮を実現している。取材時点(2020 年10月)では小野寺組が「Gaia Cloud」を導入してまだ半月ほどということで、「今はまだ試行錯誤しながら使用しているところです」と大西氏は言うが、それでも「積算金額を出す時間は体感的にかなり早くなった」と「Gaia」の機能の進化を実感している。
 
「北海道は本州と異なり、各地域の中でもかなり細かく歩掛等の単価が設定されているため、最終的には手作業で埋めていく部分も必要にはなります。しかしそういった場合でも、Gaiaで積算した過去の蓄積データをすぐに確認できるので、クラウド版になってから億単位の大きな工事でもさらに早く積算できるようになったと感じています」と話す。
 

工事名や添付ファイルには付箋が付けられるので他の人がチェックしやすい。

 

ユーザーの声を反映してくれる点も好感

小野寺組では大西氏ともう1名で積算業務を担当しているが、お互いの積算データを確認しダブルチェックを行っている。この際に役に立つのが「付箋機能」で、積み上げた単価などを後で内容を確認したい場合にしるし(付箋)を付けることができるものである。この機能について「工事の中だけでなく工事単位で付箋をつけてチェックできるといいなという要望を出していました」というが、今回の「Gaia Cloud」ではこの機能が搭載された。
 
「これでさらに使いやすくなりました」と大西氏は話すが、この他にも「システムとしての大きな変更を希望したことはないですが、『もっと早く楽に積算する方法はないかな』という細かな質問や要望は折に触れてしており、それらにも的確に対応してもらっていると感じます」と、ビーイングのユーザー対応の姿勢も高く評価していた。
 
 

今後期待すること

長年「Gaia」シリーズを使用し同製品に高い信頼を寄せる大西氏だが、「今後Gaiaにどんなことを期待するか」という質問には、「(前述の通り)北海道の特殊な事情により、自動積算で追いつかない部分もあります。今後はこういった点にも対応してもらえると、さらに使いやすくなるのではないかと思います」と答えてくれた。
 
また「積算の現場の状況は日々変わっていくので、クラウドといえどもこれが終点ではないと思います。常に積算の流れの変化に迅速についていってもらって、その都度ベストのシステムを提供してもらえれば」とも話し、「Gaia」シリーズを今後も使用していく思いがあるからこその期待が大西氏から感じられた。
 
 


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