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成功事例集

建設ソフトやハードウェアなどのITツールを導入して成功した事例を紹介します。

IJCADを組み込んだ 土地家屋調査士向けソフト 図面作成、カスタマイズも スピーディー

株式会社 ビービーシー

DWG互換CADソフト IJCAD

株式会社 ビービーシー

左から
ビービーシー 代表取締役       浪岡  茂 氏
ガットコンピューター 代表取締役 宮村 一明 氏
ビービーシー 技術サポート課   秦  祐介 氏
 

 
所在地:東京都新宿区
設立:1975年10月
資本金:1,000万円
事業内容:
(1)ソフトウェア開発事業
(2)システム販売事業
(3)OA関連機器販売事業
http://www.bbcinc.co.jp/
 
 
 
土地家屋調査士など“士業”向けのソフトを開発する株式会社ビービーシーは、同社の「2in1 Win 表示登記申請システム」の作図機能に、インテリジャパン株式会社のDWG互換CADソフト「IJCAD」を組み込んだ。その結果、作図機能が大幅に改善され、カスタマイズによる機能の新設も容易になった。土地家屋調査士などのユーザーから、低価格で充実した機能が使えると好評を得ている。
 
 

IJCADの導入でフットワークも軽くなった

 
「IJCADを当社の『2in1 表示登記申請システム』に組み込んだ結果、作図機能のフットワークが軽くなり、ユーザーから要望された機能も素早く実現できるようになった。IJCADを搭載した新ソフトに、手応えを感じている」と、ビービーシー代表取締役の浪岡茂氏は開口一番に語った。
 
同社は土地家屋調査士や司法書士、税理士、測量士などの“士業”を対象に、1975年以来、40年以上にわたってソフトウェアを開発してきた。
 
特に土地家屋調査士と司法書士など、2種類以上の資格ホルダーが正確でスピーディーに業務を行えるように、異なるソフトのデータをシームレスに連動させる機能を持った「2in1シリーズ」のソフト開発に力を入れている。
 
その代表的ソフトである「2in1 表示登記申請システム」は、2000年に不動産登記用システムとして開発された後、2011年には建物用の図面作成システムを追加した。ところが扱う図面が複雑化するにつれ、以前の日本製CADソフトでは機能とパワーが不足してきた。 
 
そこで、インテリジャパンのDWG互換CAD「IJCAD」を組み込むことを決断し、2015年秋から開発を始めた。そして2016年4月に、IJCADを搭載したオプションのCADシステムが誕生した。
 

IJCADの搭載により、パワーアップした「2in1 表示登記申請システム」のCADシステムオプション

 

世界標準に準拠したCADの予想外な効果

 
CAD部分に世界標準の「AutoCAD」と同様に使えるDWG互換CADを採用した効果は、予想以上に大きかった。
 
まずはデータの互換性である。建設や測量などの業界で幅広く使われているDWG形式の図面をそのまま読み込んで使えるため、過去の図面資産を有効に利用し、作図効率を高めることができた。
 
また、DWG互換CADとしてのメニューやコマンドを採用しているため、作図手順も標準的である。そのため、初めてのユーザーも他のCADに慣れていればスムーズに移行できる。 
 
そして、ソフト開発に大きなメリットをもたらしたのは、「.Ne(t ドットネット)」という言語で、作図機能などをカスタマイズできることだった。
 
ソフト開発を担当したガットコンピューター代表取締役の宮村一明氏は「ドットネットはAutoCADにも採用されており、世界中のソフト開発者がさまざまな機能のソースコードを公開しています」と語る。
 
「新しい機能も、過去に開発されたドットネットのコードを再利用したり、改造したりすることで、スピーディーに開発することができました」と宮村氏は言う。そのため、わずか半年という短期間で、CAD部分のエンジンを入れ替えるというソフトの大規模改造が可能になった。
 

ドットネットを活用し、半年という短期間でカスタマイズされたCAD作図機能

 

IJCADの導入で操作性が格段に向上

 
CAD機能を世界標準に準拠したIJCADにしたことで、新機能の開発も簡単に実現できるようになった。
 
例えば、「2in1 表示登記申請システム」には、座標計算や面積計算の機能や、法面・ブロック塀を簡単なクリックだけで作図する機能、道路や側溝などの断面図を作図する機能などが盛り込まれている。
 

ドットネットによるカスタマイズで開発した、法面やブロック塀の作図機能

 
「ユーザーからはCADの操作性が格段に良くなったと、好評をいただいております」と言うのは、ビービーシー技術サポート課の秦祐介氏である。「これまでフリーソフトのCADを使っていた人も、IJCADを導入した新バージョンは問題なく使えているようです」(同)。
 
さらに浪岡社長は「他社の類似ソフトに比べて、機能はよく使うものに絞り込んでいるものの価格が半額以下ということで、ユーザーからは評価されているようだ」と語る。
 
現在も、ビービーシーはさらなる機能の追加や開発を検討中である。国土地理院の数値地図データへの対応や、操作を解説した動画マニュアルの開発、IJCADのタブレット版を使ったアプリ開発などの構想もあり、IJCADを搭載した「2in1表示登記申請システム」は、今後も進化が期待される。
 

ビービーシーは土地家屋調査士向けソフトに、インテリジャパンのDWG互換CAD「IJCAD」を組み込んだ

 

設計ツール、組み込みCADとして活躍

 
DWG互換CADとして使いやすいIJCAD は、汎用CAD の「IJCAD 2018」や建築・土木用の「IJCAD Civil」のほか、機械設計用、電気設計用、そしてモバイル向けの各バージョンが用意されている。一方、建築や電気・ガスなどの分野では、他社システムに組み込まれて、CAD機能を担っている例も数多い。
 
インテリジャパンのウェブサイトでは、無料体験版もダウンロード可能である。
 

左から、ガットコンピューター宮村氏、ビービーシー秦氏、浪岡氏。IJCADの搭載により容易になった「2in1 表示登記申請システム」の新機能開発を、さらに進めていきたいと語る。

 
 



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